アメリカ鉄道会社に関するリース会計の考察 : 20世紀初頭における鉄道車両設備リースに焦点をあてて

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  • Insights into Accounting for Leases in connection with American Railroads : Focus on car and equipment leasing of railroads in the early part of the 20th century

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抄録

本論文では、アメリカの20世紀初頭における鉄道会社の設備金融の特質および問題、リース方式―フィラデルフィア方式―による設備金融の歴史、設備信託スキームおよび法律上の問題点、リースの会計実務および会計報告の基準等を検討する。そして、20世紀初頭、州際商業委員会(ICC)の設定した規定によって、アメリカの鉄道会社が使用するリース設備が所有設備と合算されて「設備」として資産計上されており、さらに、今日の企業会計の経済的実質に基づくリースの資本化論とは異質の考え方である「法的実質」の理論があったことを明らかにする。

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