ヒサマツミドリシジミの幼生期の概要

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • A brief note on the early stages of Chrysozephyrus hisamatsusanus

抄録

筆者の1人,主原は1968年2月23日,滋賀県鈴鹿山脈で採集したヒサマツミドリシジミの卵1個を成虫まで飼育して,本種の生活史の一部を知ることができた(本誌,Vol.20, No.3&4に報告).更に,1969年秋,鈴鹿山脈および京都北山で採集した本種の卵を飼育して,その生活史の大要を知ることができた(蛹までの飼育経過は1970年5月3日,本会25周年記念大会で報告).その後1970年秋に鈴鹿山脈,および北山(京都,滋賀両府県にわたる)で,ブナ科植物3種から本種の卵を多数採集した.これらの資料からえられた本種の生活史の一部,卵,幼虫,蛹のおおよその形態について現在までに知りえた知見を報告したい.本文に入るにさきだち,日頃より御指導をいただき,今回の報告に際しても種々御教示下さった九州大学教授白水隆博士,国際大学教授丹 信実先生,平安高校井上宗二先生に厚く御礼申し上げるとともに,写真撮影をしていただいた三井正晴氏,主原信宏氏に深く感謝する.

収録刊行物

  • 蝶と蛾

    蝶と蛾 22 (1-2), 38-41, 1971

    日本鱗翅学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205265626752
  • NII論文ID
    110007707025
  • DOI
    10.18984/lepid.22.1-2_38
  • ISSN
    18808077
    00240974
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ