書誌事項
- タイトル別名
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- コクセンヤ ミンチョウ タイヘイキ ノ ホウホウ チカマツ ト キセキ ト ノ アイダ
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抄録
八文字屋本の代表的作者江嶋其磧は、当時近松門左衛門と併称される人気を誇った。近代以降井原西鶴の再評価に伴い、亜流と見なされた其磧の評価は不当に低下した。しかし模倣やコピーの氾濫は成熟した文化の産物である現実は、商業出版隆盛の当時も今も変わらない。近松の時代浄瑠璃の代表作「国性爺合戦」・続編「国性爺後日合戦」と、「国性爺」ブームに刺激されて書かれた其磧の『国姓爺明朝太平記』を比較すると、両者の相違が顕著に窺われる。其磧は安易に浄瑠璃や歌舞伎の見せ場に頼ることを廃し、長編小説としての構想を首尾一貫させることに腐心した。「国性爺」最大の見せ場三段目を改変し、寛仁大度の甘輝将軍像を強調している。さらに「国性爺」の粉本となった通俗軍書『明清闘記」を利用して、長編浮世草子に新機軸を打ち出したのである。
identifier:KG000700000370
収録刊行物
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- 京都語文
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京都語文 7 20-31, 2001-05-01
佛教大学国語国文学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050850788629953280
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- NII論文ID
- 110007973878
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- NII書誌ID
- AN10591104
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- ISSN
- 13424254
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- NDL書誌ID
- 5789856
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles