高貴寺蔵新出の梵文金剛般若経写本について(3)

書誌事項

タイトル別名
  • コウキジゾウ シンシュツ ノ ボンブン コンゴウ ハンニャキョウ シャホン ニ ツイテ 3
  • New Sanskrit Manuscripts of the Vajracchedika Prajnaparanita Preserved in Kokiji Temple (3)

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抄録

高貴寺の『梵学津梁』の編纂は、慈雲尊者が亡くなられた後も数十年にわたり、弟子達が続けてきた。編纂は梵文の校訂作業という水準の高いものまで、含まれている。単語の意味、綴りに関してはあらゆる経典や梵漢辞典などを参考に決定している。その編纂は宗門の枠を超えて、成し遂げられた。天台真盛宗や融通念仏宗の僧侶の協力もみられる。近代になってからは、『梵学津梁』に関する、『般若心経』『金剛般若経』『阿弥陀経』の3本は、特筆すべきものである。『般若心経』『金剛般若経』『阿弥陀経』は海を渡り、オックスフォード大学のマックス・ミュラー博士の許で、校訂出版された。完全な『阿弥陀経』は日本でしか、その梵本が発見されていない。今回はその中でも『金剛般若経』について述べてみたい。

梵學津梁

慈雲

高貴寺

梵文金剛般若経

梵字

identifier:DB003800003051

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