二条院讃岐新考 The trilogy of Nijyouin-Sanuki's poetical world

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抄録

源家出身の二条院讃岐の歌には「出自」が大きく影響している。讃岐が歌を詠出する土壌について考察する必要から、伝記的・社会的背景の反映として讃岐歌を読み解く。若い頃の讃岐を「歌仙落書」が高く評価しているが、讃岐の人生は明らかではなかった。「玉葉」を詳細に検討した結果、かなり解明されたので伝記を背景に讃岐歌を読み解いていく。讃岐の生涯のうち、摂政・関白藤原兼実の秘書・「北政所」を勤めた社会的役割は大きい。摂政家の家経営の中枢にあって仕事に専念し、「沖の石の讃岐」として女流歌人の地位も確保しており、讃岐の果たした社会的役割と讃岐歌との関わりを考察する。讃岐は藤原兼実の支援を受けて、六十歳で歌壇に復帰した。「出自」「伝記的背景」「社会的背景」の三つの要素から、讃岐の詩的世界は構築されていると解釈する。

収録刊行物

  • 佛教大學大學院紀要

    佛教大學大學院紀要 36, 113-126, 2008-03-01

    佛教大学

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110007975218
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10439551
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Departmental Bulletin Paper
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    13442422
  • NDL 記事登録ID
    9436039
  • NDL 雑誌分類
    ZH7(哲学・宗教--宗教--仏教)
  • NDL 請求記号
    Z9-287
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS  IR 
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