道路融雪における地中蓄熱利用による性能向上の研究

• 中原 崇文

  三菱重工業(株)技術本部名古屋研究所

• 竹内 繁千代

  北海道電力(株)

• 山中 敏彦

  三菱重工業(株)技術本部名古屋研究所

• 谷口 博

  北海道大学工学部機械工学科

• 小島 晋

  北海道電力(株)

• 工藤 一彦

  北海道大学工学部機械工学科

書誌事項

タイトル別名

• Improvement of Thermal Performance of Air Source Heat Pump for Road Heating Using Stored Heat in Structures of Subway
• ドウロ ユウセツ ニ オケル チチュウ チクネツ リヨウ ニ ヨル セイノウ

抄録

我々は,地下鉄廃熱を利用したヒートポンプによる道路融雪設備を開発し,札幌市の協力を得て1987年12月より実証試験を行いその有効性を確かめることができた.本装置では,地下鉄の運転していない深夜は廃熱回収を行っていないが,地中の温度実測データを詳細に検討してみると,冬期の深夜の地下構造物は放熱可能な状態にあり,夜間のうちに熱回収可能と推定できた.実測値ベースで推算すると,気温の低い時間帯では2〜3℃レベルの温度上昇が期待でき,ヒートポンプシステムの能力増大・効率向上に役立つ結論を得た.

収録刊行物

• 空気調和・衛生工学会 論文集

  空気調和・衛生工学会 論文集 18 (52), 49-57, 1993

  公益社団法人 空気調和・衛生工学会

キーワード

• 実測
• 空気熱源ヒートポンプ
• 地下鉄
• 道路加熱
• 熱回収

詳細情報

• CRID: 1390282681522789120
• NII論文ID: 110007995904
• NII書誌ID: AN00065706
• DOI: 10.18948/shase.18.52_49
• ISSN: 24240486
• ISSN: 0385275X
• NDL書誌ID: 3821581
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I3821581
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可