美術教育におけるアートセラピー適用の試み

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タイトル別名
  • The Application of Art Therapy for Art Students

抄録

本研究では美術大学生のキャリアの成功を援助するという目的を持った創造性開発訓練コースにアートセラピーの技法を応用している。「美的表現訓練」と名づけたコースは9週間のセッションから構成された。プログラムの中心は成功のためのイメージトレーニングの考え方を応用して,過去の成功イメージに相当する過去の絵の再現,現在の問題に対処するためのフォーカシング技法を用いた表現を2回,未来の成功イメージに関連する将来作りたい作品のスケッチ,というテーマを用いた。さらに代表的なアートセラピー技法として風景構成法を加え,またコースの前後には訓練効果を測定する意味でK-H-T-P描画テスト(Kinetic-House-Tree-Person Drawings)と美的関心度テストと自己評価尺度を繰り返した。美的関心度テストにはコースの効果が明らかに見られた。また自己評価の改善にも若干の改善をもたらした。

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 1992 (92), 13-20, 1992

    一般社団法人 日本デザイン学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205413996288
  • NII論文ID
    110008444795
  • DOI
    10.11247/jssdj.1992.13_3
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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