日常生活で生じる気候適応を把握するための居住環境温度の多地域同時計測法

書誌事項

タイトル別名
  • Method for Simultaneous Measurement of the Occupied Environment Temperature in Various Areas for Grasp of Adaptation to Cilinate in Daily Life
  • ニチジョウ セイカツ デ ショウジル キコウ テキオウ オ ハアクスル タメノ キョジュウ カンキョウ オンド ノ タチイキ ドウジ ケイソクホウ

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抄録

本論文は、人々が日常生活でどんな温度環境で過ごしているか、気候適応の実態を把握することを目的として計側法を提示し、実施した研究である。計測の結果は、居住環境温度を対象として、適応モデルについて議論した多地域同時としては、北海道から沖縄にいたる6地域、6月から12月まで隔月の連続1週間、を選んだ。計測の方法は、小型の計測器(温湿度自動記録計)を被験者に携行してもらい、実生活に支障を与えることなく、人体の周辺環境の温度・湿度を測ることとした。実際の計側は2005年に各地域とも学生主体の7人以上の被験者で行われた。記録を基に、日平均居住環境温度と日平均外気温の関係が求められ、地域ごとに得られる季節間の回帰式をもって適応モデルとした分析の結果、適応モデルとして、夏は6地域合わせて1本の回帰直線が得られた秋から冬にかけては札幌と沖縄、それに他の4地域を一体として本州、計3本の回帰直線が得られた。12月測定における地域間の回帰線は下にふくらんだ曲線になった。

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