イタリアにおけるヴァイオリン産業のブランド戦略 : クレモナのヴァイオリン工房 Branding strategy of violin making industry in North Italy : luthiers in Cremona

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抄録

ストラディヴァリの生誕地でもある北イタリアのクレモナは、長年に渡る空白の時代を経たのち、20 世紀になって再び世界のヴァイオリン産地として復活した。産業クラスターを構成するクレモナのヴァイオリン製作者にとって、クレモナで製作する最も大きなメリットは、製作者同士のピアレビューと知識の交換にある。海外から製作者たちが集り国際的コミュニティとなったクレモナでは、現代のトップ・マエストロたちが中心的存在となってヴァイオリン製作者たちの技術を牽引している。クレモナのヴァイオリン製作者たちは、クレモナを一つの大きなヴァイオリン工房として捉えており、この協働意識が国際的な競争優位性をもたらすと共に、クレモナをヴァイオリン製作の世界的メッカする原動力となっている。クレモナのブランド戦略は、プロでも初心者でもない中間層ユーザーを狙ったもので、その市場は製作者たちの出身国に広がり、産業クラスターとして見事に成功した。Cremona has once again become the worldwide Mecca of violin making. The biggest advantage to"clustering" Luthiers is its provision for peer reviews and knowledge sharing. Top Maestros are thecore persons with information from a skills-based perspective, and they help bring the standards ofLuthiers in Cremona up to those of the international community. Luthiers should think of Cremona asone big workshop, and such thinking could help Cremona not only win international violin makingcompetitions but also maintain its "Mecca" status in the violin-making world.

収録刊行物

  • 尚美学園大学芸術情報研究 = Journal of Informatics for Arts, Shobi University

    尚美学園大学芸術情報研究 = Journal of Informatics for Arts, Shobi University 18, 65-81, 2010-11-01

    尚美学園大学芸術情報学部

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110008454112
  • NII書誌ID(NCID)
    AA12312312
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Departmental Bulletin Paper
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    18825370
  • NDL 記事登録ID
    10932395
  • NDL 雑誌分類
    ZK1(芸術) // ZM2(科学技術--科学技術一般--大学・研究所・学会紀要)
  • NDL 請求記号
    Z71-H421
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS  IR 
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