宣長・アマテラス・天文学 : 近世神話としての『古事記伝』のために Norinaga,Amaterasu,Astronomy : On The Kojikiden as Contemporary Myth

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抄録

本居宣長『古事記伝』に描かれた太陽神アマテラスの像は、中世的に変貌したアマラテスにたいする「古代神話」の復権として見られてきた。しかし宣長のアマテラス=太陽説は、十八世紀における西洋天文学の知識、とくに『真暦考』などに示された地球説、太陽暦の受容と不可分なものである。そこには宣長が導いたアマテラスの「普遍性」が、十八世紀の科学・天文学に支えられていることが見てとれる。本稿では天文学と神話解釈の問題を「中世日本紀」の世界にまで遡り、とくに宋学系天文学と吉田兼倶の日本紀言説との接点を再検討しつつ、さらに渋川春海との比較を通して、宣長のアマテラス像の固有性を「近世神話」として解読する視点を提示する。

収録刊行物

  • 歴史学部論集

    歴史学部論集 1, 1-18, 2011-03-01

    佛教大学

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110008454358
  • NII書誌ID(NCID)
    AA1251450X
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Departmental Bulletin Paper
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    21854203
  • NDL 記事登録ID
    11116266
  • NDL 雑誌分類
    ZG1(歴史・地理)
  • NDL 請求記号
    Z72-D9
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS  IR 
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