身体的ガイドが運動の再現性に与える影響 The effect of physical guide on the reproducibility of motion

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抄録

下肢伸展運動を課題として,徒手による他動的誘導(以下,他動誘導)と徒手抵抗による誘導(以下,抵抗誘導)のいずれが運動再現性の点で優れているかを比較検討した.対象は,健常成人24名の右脚である.12名は靴ベラ式短下肢装具装着下(以下,装着群)で,残り12名は非装着下(以下,非装着群)で実験を行った.仰臥位,右膝関節最大屈曲位を開始肢位とし,他動誘導,抵抗誘導のいずれかのガイドによって開始肢位から再現させる屈曲角度(膝関節90°と60゜)まで誘導し,その運動を記憶するよう指示した.開始肢位に戻した後,自動運動によって運動を再現させ,誤差を求めた.膝関節60°の非装着群における誤差は,他動誘導,抵抗誘導の順に2.49cm,1.54cmであった.装着群では3.68cm,1.57cmであった.両群ともに抵抗誘導において誤差は小さかった(p<0.05 ).膝関節90°では非装着群において有意差を認めなかったが,装着群では抵抗誘導において誤差は小さかった(p<0.05 ).以上のことから,徒手抵抗を加えて運動を誘導する方法が正確に運動を指導することができるものと考えられた.

収録刊行物

  • 高知リハビリテーション学院紀要

    高知リハビリテーション学院紀要 12(0), 59-61, 2011

    学校法人高知学園 高知リハビリテーション学院

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110008456604
  • NII書誌ID(NCID)
    AA11643653
  • 本文言語コード
    JPN
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    1345-5648
  • NDL 記事登録ID
    11261090
  • NDL 請求記号
    Z74-B959
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS  J-STAGE 
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