ドライバの呼吸の変化と眠気との関係(ITS画像処理,映像メディア,視覚及び一般)

• 伊藤 潤

  愛知県立大学情報科学部

• 小栗 宏次

  愛知県立大学情報科学部

書誌事項

タイトル別名

• A study of Relations between Driver's Drowsiness and Respiration
• ドライバの呼吸の変化と眠気との関係
• ドライバ ノ コキュウ ノ ヘンカ ト ネムケ ト ノ カンケイ

抄録

近年,我が国の交通事故死亡者数は減少傾向にあるが,依然高い水準にある.死亡事故発生の大きな要因の一つとしてドライバの居眠り運転が考えられる.これを防止するため,居眠り運転検知に関する研究はこれまでに様々な方法が検討されてきた.このとき,ドライバの呼吸情報については,居眠り運転検知の特徴量として利用されることはあったが,これまでに詳しく報告された例はない.そこで,本研究ではドライバの眠気の変化と呼吸間隔の関係について,ドライビングシミュレータを用いた実験よりその相関を評価した.この結果,眠気の進行と呼吸間隔の変化に相関関係が見られただけでなく,呼吸間隔を意図的にコントロールすることによって,眠気の進行を遅延させる効果が示唆されたので報告する.

収録刊行物

• 映像情報メディア学会技術報告

  映像情報メディア学会技術報告 35.9 (0), 153-158, 2011

  一般社団法人 映像情報メディア学会

キーワード

• 呼吸
• 眠気
• 呼吸統制
• 眠気の遅延

詳細情報

• CRID: 1390001204528179584
• NII論文ID: 110008514280
• NII書誌ID: AN1059086X
• DOI: 10.11485/itetr.35.9.0_153
• ISSN: 24241970
• ISSN: 13426893
• NDL書誌ID: 11009918
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I11009918
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可