DS-1-3 多項式しきい値関数密度の上界の改善(DS-1.COMP学生シンポジウム,シンポジウムセッション)

  • 早坂 智行
    東京工業大学大学院情報理工学研究科数理・計算科学専攻
  • 天野 一幸
    群馬大学大学院工学研究科情報工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • DS-1-3 Improved Upper Bounds on PTF Density of Boolean Functions

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抄録

n変数ブール関数f:{1,-1}^n→{1,-1}とn変数多項式p:R^n→Rにっいて,任意の入力xでsgn(p(x))=f(x)が成立しているとき,fはpにより符号表現されている,あるいはpはfのPTF表現であるという.ブール関数fの多項式しきい値関数密度(PTF密度)とは,fを符号表現する多項式の項の個数の最小値のことである.本研究では,n変数ブール関数のPTF密度の最悪時の上界として(0.670)2^nを,平均時の上界として(0.584)2^nを,それぞれ示した.その証明手法は,Oztop(2006)やAmano(2010)による手法をさらに押し進めたもので,線形代数による議論とコンピュータによる計算を組み合わせている.また,この手法を用いた上界改善の限界についても考察する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571698601979038592
  • NII論文ID
    110008574255
  • NII書誌ID
    AN10471452
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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