Bibliographic Information
- Other Title
-
- デンシ キキ サンギョウ ノ ダイナミックス ト ニホン ノ ユシュツ カンスウ
- Understanding Japan's Export Dynamics
Search this article
Abstract
2008年後半から2009年初頭にかけて, わが国の輸出量は未曾有の落ち込みを経験した。わが国の輸出の動態に関する研究は数多く存在するが, ほとんどの研究では国際的な電子機器産業の動向がわが国の輸出に与える影響が考慮されておらず, それが正確な分析を妨げていると思われる。本稿ではこの点に注目しつつ, わが国の輸出総額の大半を占める機械機器に関する輸出関数の推計を試みた。その結果, 短期・長期ともに輸出量が電子機器産業の動向から大きな影響を受けていること, 輸出量の決定要因として為替変動が必ずしも重要でない可能性があること, 輸出相手国や地域によって輸出量の決定メカニズムがかなり異なっており, 今次の輸出激減の背景要因にもばらつきが認められること, 一部の相手国・地域への輸出量が構造的に減少していることなどが見出された。
Journal
-
- 経済学雑誌
-
経済学雑誌 111 (4), 41-78, 2011-03
大阪市立大学経済学会
- Tweet
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1050282677428065920
-
- NII Article ID
- 110008600590
-
- NII Book ID
- AN00070116
-
- ISSN
- 04516281
-
- NDL BIB ID
- 11211466
-
- Text Lang
- ja
-
- Article Type
- departmental bulletin paper
-
- Data Source
-
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN