島国観再考 -内なる多文化社会論構築のために

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タイトル別名
  • The hidden diversity of the Japanese people from view point of the sea road
  • シマグニカン サイコウ ウチ ナル タブンカ シャカイロン コウチク ノ タメニ

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抄録

筆者は「日本における民族の創造」(『アジア太平洋レビュー』5号)、 「言語不通の列島から単一言語発言への軌跡」 (『福岡県立大学人間社会学部紀要』17巻2号)、 「民族宗教とアイデン ティティ」(『アジア太平洋研究センター年報2008-2009』)、「二人の現津神」(『アジア太平洋レ ビュー』6号)等で、日本の単一民族論の幻想を出雲の視点に拘りながら解体し、日本人の「内なる多様性」の再建を試みてきた。本稿では、単一文化論の根拠となっている「孤立した島国の農耕民」という観念を海の文化の視点から捉え直し、内なる多文化社会論構築の一助としたい。

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