衛星リモートセンシングによる三宅島2000年噴火後の植生モニタリング(<特集>三宅島2000年噴火後の生態系の回復過程-巨大噴火に対する陸上生態系の応答-) Vegetation monitoring by satellite remote sensing after the 2000 year eruption of Miyake-jima Island(<Feature>Process of ecosystem recovery after the 2000 year eruption on Miyake-jima Island-Response of terrestrial ecosystem to the large eruption-)

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

    • 加藤 和弘 Katoh Kazuhiro
    • 東京大学大学院農学生命科学研究科 Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo
    • 上條 隆志 Kamijo Takashi
    • 筑波大学大学院生命環境科学研究科 Graduate School of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba

抄録

時系列的に観測した衛星画像を用いて、三宅島2000年噴火後の植生の変遷をモニタリングした。1994年から2009年にかけて、JERS-1/OPS及びTerra/ASTERによって観測された16時期の画像を用い、噴火前1時期および噴火直後2年まで、噴火後3〜5年、噴火後6〜9年の3時期分のNDVI画像に集成した。これらのNDVI画像をもとに、ISODATAクラスタリング法により教師無し分類を行った結果、NDVIの変遷パターンを分類することができた。分類された画像では、噴火後もNDVIの値が相対的に高く、噴火に伴う植生被害が相対的に少ない地域が認められた。これらの地域は樹林地を示しているが、NDVI値は徐々に減少する傾向が続いていた。一方で、噴火後にNDVI値が著しく減少し、その後増加に転じている、草地を示すグループが認められた。NDVI値の変化が植生のどのような変化に対応しているか検証するため、三宅島南西部の阿古地区において、噴火後に継続して実施されている11地点の植生調査の結果をもとに対応関係を評価した。植生構造を高木層、亜高木層、低木層、草本層に分け、それぞれの階層の植被率を合計した値とNDVIとの相関分析を行った。この結果、それぞれの階層の植被率を合計した値とNDVIにはいずれの時期においても有意な相関関係が認められた。ただし、それぞれの階層の植被率とNDVIの相関関係は、植生変遷の過程とともに変化し、一定でなかった。

収録刊行物

  • 日本生態学会誌

    日本生態学会誌 61(2), 167-175, 2011

    日本生態学会暫定事務局

参考文献:  18件中 1-18件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110008686974
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00193852
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    0021-5007
  • NDL 記事登録ID
    11202496
  • NDL 雑誌分類
    ZR3(科学技術--生物学--植物)
  • NDL 請求記号
    Z18-43
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  NII-ELS  IR  J-STAGE 
ページトップへ