環境問題研究における地域論的視角――日韓の湖沼・干潟開発問題に関する事例比較から――

• 淺野 敏久

  広島大学

書誌事項

タイトル別名

• Geographical Perspectives in the Study of Environmental Issues: From four cases about the environmental issues caused by wetland developments in Japan and Korea
• カンキョウ モンダイ ケンキュウ ニ オケル チイキロンテキ シカク ニッカン ノ コショウ ヒガタ カイハツ モンダイ ニ カンスル ジレイ ヒカク カラ

抄録

環境問題研究において問題解決を志向することが重要である。その上で，何が問題なのか，どう問題になっているのか，どのように問題が作り出されているのかを理解する必要がある。問題構造を把握しようという試みは，研究蓄積も多く，加害論・被害論など，環境社会学の主要研究領域の1つとなっている。本稿では，環境問題の場所による差異に焦点をあて，地域論的な視角からの問題構造把握の可能性について検討した。ポイントは2点で，1つは加害論・被害論とは若干異なる「場所の意味」論としての問題把握であり，もう1つは環境問題の地域間比較である。取り上げた事例は，霞ヶ浦の水ガメ化，中海干拓事業，諫早湾干拓事業，世界最大規模の干拓として現在進行中の韓国セマングム干拓事業の4つである。

収録刊行物

• 環境社会学研究

  環境社会学研究 10 (0), 8-24, 2004-11-30

  環境社会学会

キーワード

• 環境問題
• 場所
• 地域性
• 公共事業
• 汽水湖・干潟の開発

詳細情報

• CRID: 1390845713040919040
• NII論文ID: 110008726902
• NII書誌ID: AN10498448
• DOI: 10.24779/jpkankyo.10.0_8
• ISSN: 24340618
• NDL書誌ID: 7204044
• Web Site: http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/00045641
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I7204044
• Web Site: http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10450911
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • NDL-Digital
  • CiNii Articles
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• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可