わが国で発見された誘電材料のエース : チタン酸バリウム(<シリーズ>教科書から一歩進んだ身近な製品の化学)
-
- 鶴見 敬章
- 東京工業大学大学院理工学研究科
抄録
チタン酸バリウムはわが国で独自に発見された物質で,現在では,積層セラミックスコンデンサ(MLCC)用の誘電体として,小型電子回路の構成に必要不可欠な材料となっている。チタン酸バリウムは変位型強誘電体の代表であり,その性質は結晶構造だけでなくドメイン構造によっても支配される。MLCCとしての応用では,チタン酸バリウムのコア・シェル構造制御とサイズ効果が重要な課題となっている。
収録刊行物
-
- 化学と教育
-
化学と教育 59 (1), 34-35, 2011
公益社団法人 日本化学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204307038208
-
- NII論文ID
- 110008733545
-
- ISSN
- 24241830
- 03862151
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可