漫才、コントにおけるツッコミ役のパフォーマティヴな気づき "Performative awareness" of the tsukkomi role in Manzai talks and skit performances

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抄録

漫才、コントにおけるボケとツッコミはどのようにマルチモーダルな相互作用を達成させているのだろうか。この問いを考えるために、ボケ発語中、もしくは直後とツッコミ行為との間に発生する「身体ノリ」の出現頻度と様式のバラエティを調べた。その結果、「身体ノリ」は観客の有無にかかわらず行われる一方で、観客のいる方が発生しやすく、また、同じネタでも観客の有無によってその表現は異なることがわかった。これらから考えると、「身体ノリ」は、あらかじめ決まった動作というよりは、その場でそのつど産み出される身体動作である可能性がある。さらに、「身体ノリ」の事例についてマイクロ分析を行ったところ、「身体ノリ」とツッコミ行為との間の切断点を強調すべく、最小単位の発語や動作の断片が挿入されることがあることが判った。また、観客の笑いは、ボケに含まれる笑いの認知点の直後に起こるとは限らず、ツッコミ役の行う「身体ノリ」とツッコミ行為によって段階的に起こりうることが判った。

How the comic and the stooge (the straight man) accomplish their multimodal interaction in Manzai talks or skit performances? We analyzed 2 Manzai talks and 2 skit performances of 1 pair performers, with or without the audience. The microanalysis showed that while or just after the "boke" utterance the stooge frequently started "Spontaneous body action (Body Nori)", which would be cut off to connect with "tsukkomi" action. The spontaneous body actions can be observed in the performances both with and without the audience, while the types of the actions can be different even within the pair of the same "boke". Frequent and unstable using of spontaneous body actions shows that the spontaneous body movements of "tsukkomi" are not pre-scripted actions but emerge in each interaction in the performances.

収録刊行物

  • 電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎

    電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 111(190), 83-86, 2011-08-19

    一般社団法人電子情報通信学会

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110008801337
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10487226
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09135685
  • NDL 記事登録ID
    11239441
  • NDL 雑誌分類
    ZN33(科学技術--電気工学・電気機械工業--電子工学・電気通信)
  • NDL 請求記号
    Z16-940
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  NII-ELS 
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