大学とP市の協働による「生活習慣病予防のための個別支援事業(国保ヘルスアップ事業)」を実践した保健師の経験

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タイトル別名
  • A Report on Experience of Public Health Nurses who carried out a P City / University Collaboration project"Individual Support Project for the Prevention of Lifestyle Diseases (National Health Insurance"Health Up"campaigns)"

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抄録

目的:大学とP市が協働して取り組んだ生活習慣病予防のための個別支援事業(国保ヘルスアップ事業)をとおして、保健師の実践から得られた経験を質的に明らかにする。方法:対象者は事業に関わった保健師9人である。データ収集は半成的面接を行い、得られたデータを逐語録におこし、保健師の経験内容と意味を読取り質的帰納的に分析した。結果:保健師の経験として【相乗効果をもたらした話し合い】【チーム力が育んだ個人の力】【振り返ることで支援の本質を見直す】【自分の力を伸ばす他者からの評価と賞賛】の6つのカテゴリーが得られ、チーム力を呼び起こした打ち合わせと話し合い、内的動機付けを呼び起こすリフレクションの2つの内容に分類された。考察:大学とP市が協働した生活習慣予防のための個別支援事業(国保ヘルスアップ事業)における保健師の経験の分析によって、保健師の専門的な能力が、1.チーム力を呼び起こした打ち合わせと話し合い、2.内的動機付けを呼び起こすリフレクション、という経験を通して向上していったことが明らかとなった。

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