学校の理科で化学実験が占めるべき位置と役割(ヘッドライン:先人に学ぶ化学教育-化学教育賞,化学教育有功賞の受賞者に学ぶ)

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抄録

学校教育の中で化学実験を行う際に気を付けなければならない点をいくつか指摘した。化学実験は,概念定着のためにやるのではなく,きっかけ作りやデータ収集を目的としたものにしたい,危険な物質でも気を付けて扱えば安全であることを理解できるような実験にしたい,頭で考える純粋な物質などは,実際にはありえないのだということを悟らせる実験をしたい,物質の微視的な面に入る前にその必然性が分るように,十分な実験をしたい,教育は,教師の満足のためではなく,教育を受ける側の能力を伸長させるためにあるのだということを再確認したいなどが,その要点である。

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 51 (10), 589-590, 2003

    公益社団法人 日本化学会

参考文献 (2)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679285352704
  • NII論文ID
    110008906146
  • NII書誌ID
    AN10033386
  • DOI
    10.20665/kakyoshi.51.10_589
  • ISSN
    24241830
    03862151
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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