特別支援教育制度における保育所・幼稚園・小学校間の接続及び連携の課題

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タイトル別名
  • Problems of Cooperative Support for Disabled Children between a Nursery School, a Kindergarten,and an Elementary School, in System of Special Needs Education
  • トクベツ シエン キョウイク セイド ニ オケル ホイクジョ ・ ヨウチエン ・ ショウガッコウ カン ノ セツゾク オヨビ レンケイ ノ カダイ

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抄録

北海道十勝地方の特別支援教育に関わる地域連携(特に保育所・幼稚園・小学校間)の現状と課題について把握・整理することを目的に、保育所126 ヶ所(認可保育所と補助事業対象のへき地保育所を含む。回答者に所長・主任保育士を指名)・幼稚園31 ヶ所・小学校107校(幼稚園、小学校共に回答者に特別支援教育コーディネーターを指名)に対してアンケート調査を実施した。その結果、以下の点が指摘できると考えられた。①幼稚園の回答が非常に少なく(4/31箇所)、全国動向と同じく特別支援教育コーディネーターの指名が進んでいないことが推測された。②保育所及び小学校からの回答から、保育所・小学校間の接続や情報共有に関して関係性が深まっているように推測された。③一方で、保育所と小学校の連携に対する視点・立ち位置の違いが確認された。先の伊勢(2011)の報告(「特別支援教育制度下の幼稚園と市町村教育委員会の関係」帯広大谷短期大学紀要、48、79-86.)と合わせ、北海道十勝地方の特別支援教育に関わる地域連携の現状と課題について把握することができたと考えられる。

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