視覚誘発電位による立体映像観視時の視覚疲労の評価(視聴覚技術,ヒューマンインタフェースおよび一般)

  • 根岸 一平
    株式会社国際電気通信基礎技術研究所知能ロボティクス研究所
  • 水科 晴樹
    株式会社国際電気通信基礎技術研究所知能ロボティクス研究所
  • 安藤 広志
    独立行政法人情報通信研究機構ユニバーサルメディア研究センター
  • 正木 信夫
    株式会社国際電気通信基礎技術研究所知能ロボティクス研究所

書誌事項

タイトル別名
  • VEP Evaluation Method of Visual Fatigue in Observation of 3D Display
  • 視覚誘発電位による立体映像観視時の視覚疲労の評価
  • シカク ユウハツ デンイ ニ ヨル リッタイ エイゾウカンシジ ノ シカク ヒロウ ノ ヒョウカ

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抄録

視覚誘発電位のP-100成分の潜時は,視覚疲労によって延長されるといわれている.水平両眼視差を用いた立体ディスプレイによって呈示された奥行き空間と,実空間を観視したときの視覚疲労を評価するために,それぞれの条件での観視前後でのP-100成分の潜時の比較を行った.結果として,立体ディスプレイで呈示した奥行き空間と実空間の両者の観視後において,P-100成分の潜時は同様に延長した.このことから,P-100成分の潜時の延長の原因となっている視覚疲労は,奥行き方向の輻較眼球運動を行うことによって生じたものであり,立体映像特有のものではないと考えられる.

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