<資料>小児肥満予防に対する保健師の現状認識 : focus group interview による質的研究

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タイトル別名
  • 小児肥満予防に対する保健師の現状認識 : Focus Group Interviewによる質的研究
  • ショウニ ヒマン ヨボウ ニ タイスル ホケンシ ノ ゲンジョウ ニンシキ : Focus Group Interview ニ ヨル シツテキ ケンキュウ

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抄録

小児肥満は幼児期からの予防が重要である。本研究は市町村保健センターの保健師が,小児肥満予防対策に対しどのような認識をもっているのかを明らかにした。研究協力に同意した保健師6 名に対し集団面接を実施した。得られた発言内容の記述を内容分析法により分類した結果,小児肥満予防に対する保健師の認識と実践内容は,38 カテゴリに形成された。その概要は,保健師が,既に肥満傾向にある乳幼児を肥満予防の対象としているが,支援すべき対象者を見逃している可能性を感じていることを示した。また,乳幼児期の子どもを支援するために,保育士を中心とした他職種と協働しながら問題解決を図ろうとしていること,養育者の育児能力の低下を感じ,その原因となる生活背景をさらに知りたいと要望しながら,支援方法に悩んでいることを示した。今後,小児肥満予防の関連因子に着目した保健指導のポイントを明確にし,効果的な介入方法を開発する必要がある。

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