Streptomyces sp. S-84株のキチナーゼ生産と糸状菌細胞壁分解

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タイトル別名
  • Chitinase production and role in fungal cell wall degradation in Streptomyces sp. S-84

抄録

土壌から分離された放線菌Streptomyces sp. S-84株は,キチンや糸状菌(Fusarium oxysporum f. sp. batatas NIAES5115株におよびF. oxysporum f. sp. cucumerinum NIAES5117株)細胞壁を基質とした培地でキチナーゼを誘導的に生産した。N-アセチルグルコサミンは単独的ではキチナーゼ生産を誘導しなかったが,キチン培地に添加した場合には,キチナーゼ生産を顕著に促進させた。一方,キチン培地にグルコース(0.3%)を添加するとキチナーゼBの生産が抑制された。糸状菌(NIAES5115株)細胞壁を唯一の炭素源としてS-84株を培養したところ,キチナーゼBが誘導的に生産され,この酵素が糸状菌細胞壁分解に関与していると考えられた。

収録刊行物

  • 土と微生物

    土と微生物 38 (0), 17-23, 1991

    日本土壌微生物学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679229010048
  • NII論文ID
    110009467754
  • DOI
    10.18946/jssm.38.0_17
  • ISSN
    21896518
    09122184
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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