ライブラリの置き換えによるVM外部への安全なログ転送方式の提案
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抄録
ログは,計算機の動作を把握するための重要な情報である.しかし,攻撃や問題の発生により,ログの改ざんや消失が起こる可能性がある.この問題へ対処するために,ログを保護する手法が提案されている.しかし,手法の多くは AP や OS で実現されており,カーネルレベルで動作するマルウェアからログを保護するのは難しい.そこで,我々は, VMM を用いたログの保護方式を提案した.しかし,この方式では,複数の VM において多種の OS が利用される場合,それぞれの OS に対応するように VMM を修正する必要があり,その工数が大きい.そこで,複数 VM 上の多種の OS に最小限のプログラムの修正により対応可能な, AP の出力するログの保護方式を提案する.提案方式は,ログ発行時に特定の命令を実行するように, VM 上のライブラリをあらかじめ置き換える. VMM は,この命令を契機にログを保護する.このため,提案方式は OS の種類に依存しない.
収録刊行物
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- 研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC)
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研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC) 2012 (6), 1-8, 2012-12-07
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570291227918074112
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- NII論文ID
- 110009490691
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- NII書誌ID
- AA11235941
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles