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Abstract

2011 年3 月11 日に宮城県沖を震源として発生した東日本大震災とそれに引き続いて起こった福島原子力発電所の事故は,東北,北関東のみならず,全国的に国民の生活に大きな被害,影響を及ぼした.また,1995 年1月17 日の阪神淡路大震災も,人口集中部を直撃したため,多大な人的被害と物的損壊を起こした.筆者は,これらの2 つの大震災を身近で体験し,災害によるストレスが長期に継続するものであり,また,今後の災害に備え体制を整えることが,災害の影響によるストレスを減じるのに重要であることを実感した.ストレスは神経,内分泌,循環器,消化器など様々な生体の機能に影響を与え,疾患発症の原因となるが,その中でも循環器系は血圧,心拍などストレスによる障害が明らかに認められる器官系である.生体の中で,循環器系は,主として神経系や内分泌系による調節を受けており,災害における循環器疾患の発生にも,これらの神経,内分泌系の異常が大きく関与する.本稿では震災を中心とした災害時に誘発される主な循環器疾患について,過去の災害において経験された情報をもとに概説する.

Journal

  • Dokkyo journal of medical sciences

    Dokkyo journal of medical sciences 39(3), 251-257, 2012-10-25

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    110009493553
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AA00629581
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    journal article
  • ISSN
    0385-5023
  • Data Source
    NII-ELS  IR 
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