ストループ干渉とバイリンガル研究  [in Japanese] Stroop interference in bilinguals  [in Japanese]

Search this Article

Abstract

ストループ干渉は、発表以来さまざまな分野で多くの研究が行われてきた。研究の流れは大きく分けて、干渉の位置など干渉のメカニズムそのものを検討する流れと、干渉を研究の手段として使用する応用的研究がある。バイリンガルにおけるストループ干渉は、その応用的研究のひとつといえる。ストループ干渉は、言語にある程度熟達しないと起こらないことから、ストループ干渉量を第二言語の熟達度とみなし、第二言語獲得にどのような要因が関わるかを研究してきたのである。その要因には、第二言語の学習開始時期、学習方法、言語間の類似度、個人の言語的背景などが関わる。それらの要因は、外国語学習の際に考慮しなければならないものでもある。さらに、もうひとつのバイリンガル・ストループ研究の流れは、バイリンガルの認知モデルの構築である。常に二つの言語を扱うバイリンガルは、二つの言語の語彙をどのように表象し、そしてそれらは概念とどのように相互作用しているのかが、モデル構築の主なポイントであった。さまざまなモデルが提唱されているが、今回は改訂階層モデルやそれを改変したDLCモデルを紹介する。最後に、日本におけるバイリンガル研究を省みて、ストループ研究からどのようなことが提案できるかを考察していく。

Journal

  • Bulletin of the Faculty of Psychology, Otemon Gakuin University

    Bulletin of the Faculty of Psychology, Otemon Gakuin University 1, 1-10, 2007-03-29

    Otemon Gakuin University

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    110009536608
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AA12209029
  • Text Lang
    JPN
  • ISSN
    18813097
  • Data Source
    NII-ELS 
Page Top