攻撃性と自我のあり方の関連 : ロールシャッハ・テスト事例からの一考察
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- タイトル別名
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- Connection between aggression and ego : A case report by using the Rorschach test
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抄録
一般に攻撃はその個人に内蔵されたエネルギーが外部の対象に向かって突出する現象であり (桜井,1984)、その内的過程が攻撃性である。攻撃性の表出は、エネルギーの放出であり、その形態は様々である。よって攻撃性が生まれてからのプロセスは個人によって様々であり、そのプロセスを個人がどのように辿り処理していくかということが重要であろう。 荒木 (2007) は、設定された場面においてどのような反応を取るかということを問うことを目的に作成された攻撃性喚起 P-F 場面という投影法を用いて攻撃性を測ることとし、自我の強さを示すといわれるロールシャッハ予後判定尺度 (Rorschach Prognostic Rating Scale: RPRS) 得点との関連を調べた。 攻撃性の抑制得点と、RPRS 得点、さらにその下位尺度との検定から、総合的な自我の強さのみならず、ロールシャッハ・テストの人間運動反応との正の関係も示唆された。人間運動反応について Klopfer,B. (1954) は高度の情緒の統合性 (emotional integration) を示し、発達した自我の機能と関連するものだとしている。 本研究では、攻撃性の処理の内的過程を辿るために、指標の数値にとどまらず、力動的な動きを見ることを目的とし、一事例について詳細な検討を試みた。
収録刊行物
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- 追手門学院大学心理学部紀要
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追手門学院大学心理学部紀要 2 1-15, 2008-03-01
追手門学院大学
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573668927701573760
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- NII論文ID
- 110009536625
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- NII書誌ID
- AA12209029
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- ISSN
- 18813097
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles