ストループ型翻訳課題における語彙 : 概念表象  [in Japanese] Lexical -conceptual representation in Stroop-type translation tasks  [in Japanese]

Search this Article

Abstract

ストループ型翻訳課題は、翻訳を行う際に、単語や絵を提示して翻訳過程に及ぼす影響をみるものである。この課題は、バイリンガルの二言語における語彙-概念表象を検討するために、しばしば用いられてきた。翻訳すべき単語と一緒に提示される単語や絵の意味的関連性や音韻的関連性によって、翻訳過程が遅くなったり早くなったりするのである。この課題を用いたいくつかの実験結果によって、それまでバイリンガルの認知モデルとして広く支持されてきた改訂階層モデルが、いくつかの変更をせまられることになった。二言語間の語彙-概念関係に多くの非対称性を仮定していた改訂階層モデルでは、説明できない結果が多く出てきたのである。その後改訂階層モデルは分散型のモデルになり、バイリンガルの語彙-概念関係は、ある程度の階層を維持しながらも、語彙レベルや概念レベルで分散型の特徴をもつようになった。分散型のモデルは、バイリンガルのどちらかの言語が日本語である場合には使いにくく、新たなモデルを考える必要性がある。最後に、日本語を使用した場合の分散型モデルが提案された。

Journal

  • Bulletin of the Faculty of Psychology, Otemon Gakuin University

    Bulletin of the Faculty of Psychology, Otemon Gakuin University 4, 29-37, 2010-03-01

    Otemon Gakuin University

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    110009536641
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AA12209029
  • Text Lang
    JPN
  • ISSN
    18813097
  • Data Source
    NII-ELS 
Page Top