古代ギリシャにみる「癒しのトポス」と現代の心理療法(1) : 古代ギリシャのアスクレピオンに関するフィールドワーク  [in Japanese] "Topos of Healing" in ancient Greece and modern psychotherapy (1) : A fieldwork of The Asklepeion  [in Japanese]

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Abstract

本研究では、「癒しのトポス」をキーワードとし、現代の心理療法を再考すべく、医学や心理療法の発祥地とも言える古代ギリシャ・アスクレピオンのフィールド調査報告を行った。具体的には、ギリシャ・エピダウロスと、トルコ・ペルガモンという2箇所のアスクレピオンについてまとめた。それにより、これらの聖所は、古代の治療センターとして非常に大きな名声を得、礼拝や、神々のための祭り、お籠り堂での夢見による神癒(インキュベーション)、その他さまざまな心理学的治療、身体学的治療、外科的治療といった、多次元の治療法が行われていたこと、また、その際に、癒しの奉納品や、地下道、泉、レリーフ、さまざまに工夫された建造物など、ひとつひとつのものが「癒しの装置」となり、個人的次元を超えて共有された世界観のもと、ひとつの「癒しの場」を作り上げていることもうかがえた。

Journal

  • Bulletin of the Faculty of Psychology, Otemon Gakuin University

    Bulletin of the Faculty of Psychology, Otemon Gakuin University 6, 33-53, 2012-03-01

    Otemon Gakuin University

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    110009536656
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AA12209029
  • Text Lang
    JPN
  • ISSN
    18813097
  • Data Source
    NII-ELS 
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