手話認識のための距離情報を用いた隠蔽を含んだ顔・手領域抽出
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抄録
画像から手話を認識するためには,顔・手領域を抽出する必要があり,特に手形状の抽出は非常に重要である.しかし手話によっては手同士,顔と手で隠蔽がおこる場合がある.その場合,肌色やエッジ検出のみでは顔と手を分離することが困難であった.そこで深度センサ(Kinect for Xbox360)を用いることが考えられる.しかし手話によっては顔と手が密着する場合には,顔・手を分離することが困難である.本手法では,1フレーム前の手領域を現在フレームの手領域があると推測される領域に対して顔の3次元テンプレートマッチングを行うことによって,手領域候補を抽出する.その領域に手以外の領域が含まれていないか距離のヒストグラムから判別分析法により自動で判断し手領域を求める.手同士の隠蔽時も同様の処理を行う.その結果,隠蔽が起こる手話に対して隠蔽中の顔・手領域を正確に分離し,手話認識に用いる領域特徴を抽出する.以上をの手法の有効性を実験によって確かめた.
収録刊行物
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- 研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)
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研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) 2013 (20), 1-6, 2013-03-07
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573668927687267584
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- NII論文ID
- 110009551450
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- NII書誌ID
- AA11131797
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles