ガウランド撮影の大山古墳(仁徳陵)と石津ヶ丘古墳(履中陵)の2枚の写真の再検討

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タイトル別名
  • The Reexamination two photos of Daisen ancient burial mound(Nintokuryo) and Isidugaoka ancient burial mound( Rituryo ) photographed by William Gowland (1842-1922)
  • ガウランド撮影の大山古墳(仁徳陵)と石津ヶ丘古墳(履中陵)の2枚の写真の再検討 : 明治5年前方部中腹出土の石室・石棺の移設の可能性
  • ガウランド サツエイ ノ オオヤマ コフン(ジントクリョウ)ト イシ ツガオカ コフン(リチュウリョウ)ノ 2マイ ノ シャシン ノ サイケントウ : メイジ 5ネン ゼンポウ ブ チュウフク シュツド ノ セキシツ ・ セッカン ノ イセツ ノ カノウセイ
  • 明治5年前方部中腹出土の石室・石棺の移設の可能性
  • a possibillty that a stone coffin and a stone room excavated in the front part of burial mound in the 5th of Meiji might be moved afterwards

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抄録

明治5年から同21年まで大阪造幣寮(現・造幣局)の御雇外国人技師として在日したウイリアム・ガウランド(1842〜1922)は,日本古墳研究のさきがけ者として,その功績は有名である。彼の撮影した大山古墳(仁徳陵)および石津ヶ丘古墳(履中陵)の写真2枚およびこれまでの研究・調査成果をふまえて,明治5年暴風雨により前方部中腹にて露出した石室・石棺がその場で単に埋め戻されたのでなく,墳頂に移設された可能性が高いことを明らかにし,非公開になっている陵墓の古墳研究の一助としたい。

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