高句麗千仏信仰の系譜 : 延嘉七年造像銘の検討 Origin of Thousand Buddha Statue Faith in Koguryo

この論文にアクセスする

この論文をさがす

抄録

紀年銘のある高句麗の金銅仏として知られる延嘉七年己未銘金銅仏に関して、従来は紀年の比定が論究の中心であった。これに対し、近年、釈読の進められている中国北朝代石窟の千仏図像の傍題に関する研究によって、千仏図像がいくつかの仏典に依拠することが明らかになってきた。それらは主として仏名経類であり、その内容が千仏図像として可視化されている。いっぽう、延嘉七年己未金銅仏銘文には「第廿九因現義仏」の語があり、これは仏名経の一つである『賢劫経』にみえる仏名であることが知られている。この仏像の制作年代は六世紀代とみられており、この時点で仏名経類に基づく仏像表現は敦煌莫高窟などの北朝石窟に限られることから、延嘉七年己未金銅仏銘文によって同様の信仰を実修していたことが明らかな高句麗の仏教が北朝の影響下にあったことを論じた。

収録刊行物

  • 歴史学部論集

    歴史学部論集 3, 65-76, 2013-03-01

    佛教大学

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110009556771
  • NII書誌ID(NCID)
    AA1251450X
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Departmental Bulletin Paper
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    21854203
  • NDL 記事登録ID
    024364223
  • NDL 請求記号
    Z72-D9
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS  IR 
ページトップへ