19世紀フランスにおけるカトリック若者運動に関する覚書 : 社会事業と学習集団の関わりで Une note sur la sociabilite de la jeunesse catholique en France au XIXe siecle : OEuvres sociales et groupe d'etudes

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抄録

本稿は、19世紀のフランスにおけるカトリック若者運動について、近年の研究をもとに、社会事業と学校教育との関わりで、概観を試み、研究上の課題を整理しようとしたものである。1886年に創設されたカトリック青年会 (Association catholique de la jeunesse francaise、以下ACJFと略) はカトリックの自律した若者運動として、その後大きく発展する。本稿ではACJFの創設と、それ以前からあったサン=ヴァンサン=ド=ポール協会 (Societe de Saint-Vincent-de-Paul、以下SVP協会と略) やカトリック労働者サークル事業団の影響関係、系譜関係を探り、イエズス会の関与も含め、ソシアビリテ(社会的結合関係)の変容という視点からカトリック・エリートの若者運動を検討し直した。その結果、学習集団としてのコンフェランス (conferences)、イエズス会経営学校内に組織された聖母信心会の重要性、俗人とカトリック教会との関係の見直し、SVP協会の民主的な組織にたいして、サークル事業団の軍隊的規律の問題などが、課題として浮かび上がってきた。

収録刊行物

  • 龍谷紀要

    龍谷紀要 34(2), 137-152, 2013-03-15

    龍谷大学

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110009557010
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00338616
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Departmental Bulletin Paper
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    02890917
  • NDL 記事登録ID
    024681417
  • NDL 請求記号
    Z22-1258
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS  IR 
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