エイジング・イン・プレイスを果たすための条件に関する一考察:小規模多機能事業と認知症グループホームを併設する事業所を対象とした調査の結果から

書誌事項

タイトル別名
  • Factors that Facilitate Ageing-in-Place for Elderly People with Dementia, Based on Interview Data from Directors in Community-Based Multiservice Agencies and Group Homes
  • エイジング イン プレイス オ ハタスタメ ノ ジョウケン ニ カンスル イチコウサツ ショウキボ タキノウ ジギョウ ト ニンチショウ グループホーム オ ヘイセツ スル ジギョウショ オ タイショウ トシタ チョウサ ノ ケッカ カラ

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抄録

地域密着型サービスである小規模多機能型居宅介護と認知症高齢者共同生活介護を併設している事業所を対象にインタビューを実施し, 認知症高齢者が居宅あるいは居宅に近い生活環境の下で生活を維持・継続する (エイジング・イン・プレイスを実現する) ことを可能にする要件として, 併設のメリット, 看取り, 認知症ケア, 地域密着, 安定した運営, という 5 つの概念を抽出し, 下位項目を整理した. そのなかで, 併設により職員の負担軽減と効率的なサービス, 看護の提供, 居宅からグループホームへのスムーズな移行, 家庭に近い環境での個別ケアの実施, 地域ニーズの充足, などが実現される一方で, 看取りの体制確保, 職員の資質の向上, 経験豊富な職員の確保などが課題であることが明らかとなった.

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