外科系の栄養サポートチーム(NST)におけるNST介入の評価項目としての栄養補給ルートの検討

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  • Consideration of the Route of Nutrition as the Parameters of Nutrition Assessment at Intervention by Surgical Nutritional Support Team (NST)

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抄録

栄養サポートチーム(NST)活動における栄養療法には栄養アセスメントが必要である。また,栄養補給ルートは腸管の使用是非を考慮して選択されるべきである。しかし,栄養補給ルート別の栄養状態を検討した報告は見られない。そこで本研究では,NST介入時の栄養補給ルートに着目し,治療日数,栄養状態を比較することで,NST介入時の栄養補給ルートをNST介入評価項目とすることの有用性について70例の症例を用いて検討した。治療日数は栄養補給ルートでの差は見られなかったが,静脈栄養のみを行っている担癌症例は栄養状態が低かったという特徴が見られた。また,栄養柿給ルートへの着眼よ簡便かつ迅速に実施できるためNST介入評価の良い指標になると考えられた。以上より,栄養補給ルートに着目することはNST介入評価項目として有用であった。

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