幕末期,水害と闘うある村落指導者に関する覚書 : 越後西蒲原郡中郷屋村を事例として

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  • The note on a rural leader who struggled with flood in the last day of the Tokugawa Shogunate

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抄録

本稿は,幕末期に,水害と闘ったある村落指導者・苗木家に関する物語である。18世紀以来中郷屋村の庄屋を務めていた苗木家は,中郷屋村のみならず,村を超えて,西蒲原地域において,代々活動してきた。そして幕末期には,藩や地域社会に,地域指導者としての役割を期待される存在となっていた。そして彼らは、藩や地域社会の期待に応えていた,ということを明らかにした。

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