生活関連施設の利用からみた中山間地域居住高齢者の生活圏に関する研究-栃木県安蘇郡葛生町を事例として

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タイトル別名
  • Study on the living area of the aged living in a hilly and mountainous area from the viewpoint of use of the facilities related to daily life : A case of KUZU Town

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抄録

本研究は,多くの高齢者の願いでもある,住み慣れた地域での生活の継続をはかっていくための条件整備を目指すものである.この条件の1つに,介護,支援施設を含む生活関連施設の適正な配置・整備をいかに考えていくかの問題がある.これらの施設整備にあたっては,高齢者の生活圏を考慮した計画であることが望まれる.また,介護や支援対策等の作成にあたっても,この生活圏を考慮した計画が望ましい.そこで本研究では,中山間部町村を対象に,高齢者の生活圏を生活関連施設の利用面からとらえたものである.なお,生活圏の分析は,施設種別,高齢者世帯類型別に交通手段別,地区別に行った.また,本研究の先行研究として,地方都市居住高齢者の生活圏に関する研究があり,都市部との比較も行った.その結果,中山間部高齢者の生活圏の特徴を明らかにするとともに,都市部,山間部の比較をとおし,それぞれの地城の特徴と相違点を明らかにすることができた.

収録刊行物

  • 介護福祉学

    介護福祉学 9 (1), 71-81, 2002

    日本介護福祉学会

被引用文献 (1)*注記

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