ショートステイを効果的に運用するための施設側の方策-高齢者居宅支援に有効なショートステイ サービスに関する研究-

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タイトル別名
  • Methods of efficient respite care provision from the institution's viewpoint : Study on respite care service for effective support life of the elderly

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抄録

本研究は,ショートステイを,要援護高齢者の生活全般のサポートに有効なサービスにするために,施設側がとるべき方策について検討することを目的としている.ショートステイを効果的に運用するためには,施設側は要援護高齢者を受け入れる方策を充実しなければならない.ショートステイのための施設側の方策として8つのキーワードを抽出することができる.この8つのキーワードは,「I.受け入れ前」「II.受け入れ中」「III.退所後」の3段階に分類することができる.すなわち「I」段階には,(1)事前面接,(2)ケア方針の協議,が必要である.「II」段階には,(3)介護計画,(4)個人記録,(5)送迎,(6)ケア・空間,が必要である.「III」段階には,(7)介護記録(8)報告・継続的な管理,が必要である.施設側の方策が充実することによって,ショートステイは要援護高齢者と家族介護者の生活と介護全般のサポートに有効なサービスとなりうる.

収録刊行物

  • 介護福祉学

    介護福祉学 11 (1), 12-23, 2004

    日本介護福祉学会

被引用文献 (1)*注記

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