メタン発酵消化液の施用が南九州におけるトウモロコシ : イタリアンライグラス体系の収量性と飼料品質に及ぼす影響

• 井戸田 幸子

  宮崎大学農学部

• 浅野 陽樹

  鹿児島大学教育学部

• 霧村 雅昭

  宮崎大学農学部

• 杉本 安寛

  宮崎大学農学部

• 石井 康之

  宮崎大学農学部

書誌事項

タイトル別名

• Effect of Digested Effluent of Manure on Yield, Forage Quality and Nitrogen Recovery Rate of Maize-Italian Ryegrass Cropping System in Southern Kyushu
• メタン ハッコウ ショウカエキ ノ シヨウ ガ ミナミキュウシュウ ニ オケル トウモロコシ-イタリアンライグラス タイケイ ノ シュウリョウセイ ト シリョウ ヒンシツ ニ オヨボス エイキョウ

抄録

トウモロコシ-イタリアンライグラス体系におけるメタン発酵消化液(消化液)の2年間の連用施肥効果を,化成肥料単独施用(化成区)および慣行施肥(牛糞堆肥と化成肥料の併用,慣行区)と比較した。消化液の施用量は,標準,多および極多区くそれぞれ40, 70および100gN/m^2/年)の3水準とした。化成区では標準区と同量(40gN/m^2/年)のN施用量とし,慣行区では69.2gN/m^2/年で,多区とほぼ同量のN施用量であった。その結果,消化液は短期的には同量の無機養分を含有する化成肥料と同等の肥効を有し,南九州のトウモロコシ-イタリアンライグラス体系での適正な消化液の施用量は,収量,発酵品質,安定性,見かけのN回収率および環境への影響などを総合的に判断すると年間40gN/m^2以下が望ましいと推察された。

収録刊行物

• 日本草地学会誌

  日本草地学会誌 58 (4), 230-240, 2013

  日本草地学会

キーワード

• イタリアンライグラス
• 収量
• 消化液
• 窒素回収率
• トウモロコシ

詳細情報

• CRID: 1390001205757818368
• NII論文ID: 110009586186
• NII書誌ID: AN00194108
• DOI: 10.14941/grass.58.230
• ISSN: 21886555
• ISSN: 04475933
• NDL書誌ID: 024233669
• Web Site: https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010850419
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I024233669
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可