小札考 : ユーラシアからみた小札鎧の系譜
書誌事項
- タイトル別名
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- On Lamellae : Lamellar armor from a Eurasian viewpoint
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抄録
小札は、アッシリアに始まり、内陸アジアを通して東西に広がった。本論では、ユーラシアに分布する小札について、アルファベットや記号、数字を用いて簡単に小札の縅孔、綴孔などの配置を表現し、それに基づいてA-Hの形式分類と細分を行った。小札鎧は、ユーラシア全体の分布をみると、内陸アジアを中心に西はヨーロッパから東は日本まで分布している(表1)。編年的には、5-6世紀を中心に古くは紀元前から新しくは19世紀まで用いられたことが分かる。(表2)。日本列島における小札鎧もユーラシアに広範に分布する小札鎧文化伝統の最東端に位置するものである。鎧文化における大陸との関係は、古代ばかりでなく中世もしくは近代にまで続き、大鎧の成立や北海道、樺太のアイヌ民族の鎧の存在にも大きな影響を与えたことが考えられる。
収録刊行物
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- 東北福祉大学芹沢[ケイ]介美術工芸館年報
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東北福祉大学芹沢[ケイ]介美術工芸館年報 1 57-80, 2009
東北福祉大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570009752995870976
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- NII論文ID
- 110009595272
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- NII書誌ID
- AA12488807
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles