国分一太郎による生活綴方教育批判の検討 : 1936年から1939年における

• 太郎良, 信

書誌事項

タイトル別名

• コクブ イチ タロウ ニ ヨル セイカツ ツズリカタ キョウイク ヒハン ノ ケントウ : 1936ネン カラ 1939ネン ニ オケル
• An Examination on the Criticism of Seikatsu-Tsuzurikata Education by Ichitaro Kokubun

抄録

type:text

国分一太郎は1930年代において生活綴方教育実践と生活綴方教育運動に関わりをもった人物である．1935年までは生活綴方教育の実践家の一人であり，綴方による生活勉強の実践を展開していた．ところが，1936年以降は生活綴方教育批判の立場に転じ，綴方教育を文字表現指導に限定するとともに，生活綴方教師たちには地域における啓蒙者として活動することを呼びかけることとなった．国分は，生活綴方教育とは別に，教育労働組合運動への参加を理由に検挙された前歴があったため，その教育活動に対して視学等の監視や干渉があった．生活綴方教育に対する国分の姿勢の変化は，戦時体制の進行にともなって監視や干渉が強化されたことに起因している可能性がある．

収録刊行物

• 教育学部紀要 = Annual Report of the Faculty of Education

  教育学部紀要 = Annual Report of the Faculty of Education 45 21-38, 2011-12-01

  文教大学

キーワード

• 国分一太郎
• 生活綴方教育
• 生活勉強
• 文化勉強
• 文章表現技術指導
• ETYP:教育関連論文

詳細情報

• CRID: 1050282676656109312
• NII論文ID: 110009606503
• NII書誌ID: AN00221889
• ISSN: 03882144
• NDL書誌ID: 023626050
• Web Site: http://id.nii.ac.jp/1351/00001133/
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/023626050
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I023626050
• 本文言語コード: ja
• 資料種別: departmental bulletin paper
• データソース種別:
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN