FMO法を用いた抗トリパノソーマ候補薬と標的蛋白質間の相互作用解析
書誌事項
- タイトル別名
-
- Protein-ligand interaction energy analysis between anti-trypanosome drug candidate and target protein using fragment molecular orbital
この論文をさがす
抄録
トリパノソーマの寄生が原因であるシャーガス病は,顧みられない熱帯病の一つとして知られている.我々は,トリパノソーマに対する有効な治療薬の開発のため,核酸の構成に重要なピリミジンを合成するジヒドロオロト酸脱水素酵素を標的とした阻害剤の研究を行い,X 線構造解析によってこれらの阻害剤と標的蛋白質の複合体構造を明かにした.しかしながら,阻害機構を解明するためには阻害剤と蛋白質間の詳細な相互作用エネルギーを解析する必要がある.そこで本研究では,阻害剤と標的蛋白質のアミノ酸残基間の相互作用エネルギーをフラグメント分子軌道法を用いて解析した.その結果,リシンやアスパラギンとの水素結合が重要であることが明かになった.
収録刊行物
-
- 情報処理学会研究報告. BIO, バイオ情報学
-
情報処理学会研究報告. BIO, バイオ情報学 2013 (5), 1-7, 2013-12-04
一般社団法人情報処理学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1573668927652772992
-
- NII論文ID
- 110009634027
-
- NII書誌ID
- AA12055912
-
- ISSN
- 09196072
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- CiNii Articles