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- 岡村 逸郎
- 筑波大学大学院人文社会科学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- The Birth of "Something Like Phantom Assailant" and the Problem of Crime Victims
- 「通り魔的」の誕生と犯罪被害者問題 : 犯罪被害者補償に関する新聞報道のカテゴリー化実践に注目して
- 「 トオリマテキ 」 ノ タンジョウ ト ハンザイ ヒガイシャ モンダイ : ハンザイ ヒガイシャ ホショウ ニ カンスル シンブン ホウドウ ノ カテゴリーカ ジッセン ニ チュウモク シテ
- 犯罪被害者補償に関する新聞報道のカテゴリー化実践に注目して
- An Analysis of the Categorization Practices by Newspapers about the Compensation of Crime Victims
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抄録
本論は,犯罪被害者を「こちら側」だとし「自分が犯罪被害者になりえる」という形で人々の不安を表象する新聞報道の言説に注目する.そして,その言説がどのような過程で成立したのかについて明らかにする.この言説の成立過程には,「犯罪被害者等給付金の支給に関する法律」が成立するまでの通り魔言説が大きく関わっていた.本論はその過程を分析することを通して,三菱重工ビル爆破事件と「通り魔的」という言葉の誕生が現在の犯罪被害者問題の起源であることを明らかにする.
収録刊行物
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- 犯罪社会学研究
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犯罪社会学研究 38 (0), 110-123, 2013
日本犯罪社会学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680764843648
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- NII論文ID
- 110009674475
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- NII書誌ID
- AN00206207
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- ISSN
- 24241695
- 0386460X
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- NDL書誌ID
- 024937972
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可