マウスES細胞の神経堤細胞分化に及ぼすsphere形成とBMP4の影響

• 大西 祐一

  大阪歯科大学口腔外科学第2講座

• 南野 友希

  大阪歯科大学大学院歯学研究科口腔外科学専攻

• 渡辺 昌広

  大阪歯科大学大学院歯学研究科口腔外科学専攻

• 藤井 智子

  大阪歯科大学大学院歯学研究科口腔外科学専攻

• 宇垣 吉秀

  大阪歯科大学大学院歯学研究科口腔外科学専攻

• 伊達岡 聖

  大阪歯科大学口腔外科学第2講座

• 井上 洋士

  大阪歯科大学口腔外科学第2講座

• 山本 浩貴

  大阪歯科大学口腔外科学第2講座

• 中嶋 正博

  大阪歯科大学口腔外科学第2講座

• 覚道 健治

  大阪歯科大学口腔外科学第2講座

書誌事項

タイトル別名

• Effect of sphere formation and BMP4 on differentiation of neural crest cells from mouse embryonic cells
• マウス ES サイボウ ノ シンケイテイ サイボウ ブンカ ニ オヨボス sphere ケイセイ ト BMP4 ノ エイキョウ

抄録

近年,細胞を利用することによって組織再生や臓器機能を代替する再生医療が脚光を浴びており,歯科界においても成体幹細胞やES細胞,さらにはiPS細胞を用いた研究が進められている.われわれはこれまで,マウスES細胞からの効率的な頭蓋顔面骨分化誘導を目的として研究を行ってきた.<br>   今回は未分化ES細胞を無血清下でsphere形成し,神経上皮から神経堤前駆細胞へと分化させる過程での効率に対するsphereのサイズとBMP4の影響について免疫組織染色法を用いて調べた.その結果,1×10³/wellで形成したNESの方が1×10⁴/wellで形成したNESよりも多くのAP2α陽性細胞が確認できた.さらにdex mediumにBMP4を添加して培養した方が無添加と比較し,明らかに多くのAP2α陽性細胞がみられた,以上のことからsphere形成時の細胞数とBMP4の添加は,AP2α陽性神経堤前駆細胞の出現頻度に影響することが示された.

収録刊行物

• 歯科医学

  歯科医学 75 (2), 59-64, 2012

  大阪歯科学会

キーワード

• Mouse embryonic stem cells
• Neural crest
• Sphere formation
• BMP4

詳細情報

• CRID: 1390001204210015104
• NII論文ID: 110009685567
• NII論文ID: 40019444866
• NII書誌ID: AN00099810
• DOI: 10.18905/shikaigaku.75.2_59
• ISSN: 2189647X
• ISSN: 00306150
• NDL書誌ID: 024006216
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I024006216
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2013007407
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可