リンの性質について : 高等学校「化学」における扱いを中心に(身近な元素の世界)

書誌事項

タイトル別名
  • リンの性質について : 高等学校「化学」における扱いを中心に
  • リン ノ セイシツ ニ ツイテ : コウトウ ガッコウ 「 カガク 」 ニ オケル アツカイ オ チュウシン ニ

この論文をさがす

抄録

リンは,体を構成するミネラルのひとつであり,筋肉,神経,内臓などすべての組織に含まれている。体内に含まれるリンは体重の約1%で,体内に豊富に含まれる多量ミネラルである。また,肥料の三要素にも数えられ,生物にとって必須な元素であるにもかかわらず,高校教科書での取り扱いは数ページ程度である。単体の取り扱いには注意が必要であるが,その他化合物は,化学の基本的な実験で使用したり,案外身近に存在しているものが多い。本稿では,地味な印象の強いリンを少しでも身近に感じてもらえるよう,リン発見の歴史から精製法,生体との関わりなどを紹介していく。

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 61 (12), 600-603, 2013

    公益社団法人 日本化学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ