保育本来の遊びが障害のある子どもにもたらす意義

書誌事項

タイトル別名
  • The Meaning of "Play as Hoiku" for Children with Special Needs :
  • 保育本来の遊びが障害のある子どもにもたらす意義 : 「障害特性論に基づく遊び」の批判的検討から
  • ホイク ホンライ ノ アソビ ガ ショウガイ ノ アル コドモ ニ モタラス イギ : 「 ショウガイ トクセイロン ニ モトズク アソビ 」 ノ ヒハンテキ ケントウ カラ
  • ―「障害特性論に基づく遊び」の批判的検討から―
  • A Critical Review of "Play at Deficit Theory"

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抄録

本研究の目的は,障害のある子どもがいる保育にとって,すべての子どもが充実した遊びを行うための示唆を提起することであった。研究方法として,特別支援学校幼稚部の遊びを分析対象とした。その結果,以下のポイントが明らかになった。第1に障害特性論から脱却することが遊びの充実につながること,第2に,個々の子どもの遊びの構えに着目すること,第3に,遊び込むための構造化を考えること,第4に,集団のノリを生むための教師の役割を振り返ること,であった。最後に,障害特性論の脱却のためには,保育独自の個別の指導計画の開発が必要であることを提起した。

収録刊行物

  • 保育学研究

    保育学研究 51 (3), 295-306, 2013

    一般社団法人 日本保育学会

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