2100 ASR膨張によるコンクリート構造物の鉄筋破断の検証(耐久性)

• 鳥居,和之

  金沢大学工学部土木建設工学科

• 池富,修

  (株)中研コンサルタント

• 久保,善司

  金沢大学工学部土木建設工学科

• 川村,満紀

  金沢大学工学部土木建設工学科

Abstract

アルカリシリカ反応(ASR)により,長期にわたり過大な膨張力が作用するコンクリート構造物では,鉄筋が破断するという事例が報告されている.今回実施したフーチングの調査でも,フーチング端部の折り曲げ加工部にて鉄筋の破断が確認された.鉄筋の破断により拘束効果がなくなったコンクリート構造体は,内部まで大きな損傷を受けていた.フーチングを模擬したモデル試験体のASR膨張と鉄筋のひずみとの関係を調べた結果,実際に鉄筋破断が発生した折り曲げ加工部にて鉄筋の降伏ひずみをこえるひずみが発生することが判明した.

Journal

• コンクリート工学年次論文集

  コンクリート工学年次論文集 23 (2), 595-600, 2001-06-08

  日本コンクリート工学協会

Keywords

• ASR

Details

• CRID: 1542543045164346752
• NII Article ID: 110009693284
• NII Book ID: AA12600419
• Web Site: http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10636854
• Text Lang: ja
• Data Source:
  • NDL-Digital
  • CiNii Articles