F-5 新潟県における高床式住宅の地域性と行政支援に関する研究(セッションF)

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  • F-5 study on the regional features of raised flooring type houses and administration supports in Niigata Prefecture

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抄録

本研究の目的は、新潟県における震災後(平成19~22年)に建てられた高床式住宅の分布とその地域性を明らかにすることである。冬季に多くの降雪が記録される県内16市町における建築確認申請データ等の集計・分析を行った結果、(1)高床式住宅は山間部の積雪地域に多く分布し、高床部分を農業従事者の割合が高い地域においては作業場や収納空間として利用し、市街地や観光地では駐車場として利用されていることがわかった。(2)高床式住宅の建設において行政支援を利用する割合が高く、行政支援がない市での高床式住宅割合は低い。(3)高床式住宅は、住宅敷地面積が小さい市において所得が多い世帯で駐車場確保のために建てられ、敷地面積が最も大きい地域では落雪や駐車場が確保できるために建てる必要がない。

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